TOP > 事業領域 > 発電事業 > 志賀原子力発電所 > 志賀原子力発電所の安全対策 > 志賀原子力発電所2号機における新規制基準への適合性確認に係る申請について
2014(平成26)年8月12日、志賀原子力発電所2号機における新規制基準への適合性確認を受けるための申請を原子力規制委員会に行いました。
東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故等を踏まえ、原子力発電所の規制基準が見直され、「新規制基準」として2013(平成25)年7月に施行されました。
新規制基準では、地震・津波等に対する基準を強化したほか、火山や竜巻等の自然災害に対する対策を求めるなど、これまでの基準(「設計基準」)を大幅に強化しています。
また、これまで原子力事業者が自主的に実施してきた「シビアアクシデント※対策」が「重大事故等対策」として新規制基準に盛り込まれ、新たに規制対象になりました。
新設の発電所だけではなく、既設の発電所もこの新規制基準に適合することが求められています。
※シビアアクシデント:重大事故(炉心の著しい損傷または使用済燃料貯蔵プールに貯蔵する燃料体の著しい損傷)に至るおそれがある事故または重大事故
新規制基準への適合性確認を受けるため、原子炉設置変更許可申請書、工事計画認可申請書、保安規定変更認可申請書を原子力規制委員会に提出しました。
申請書名 | 主な記載内容 | |
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原子炉設置変更許可申請書 | 原子炉施設の基本設計及び 事故時対応等の基本方針に ついて記載 |
・地盤、地震動、津波、火山等の評価 ・重大事故等対処施設他に関する設計方針、設計仕様 ・重大事故等対策の有効性評価 |
工事計画認可申請書 | 原子炉設置変更許可申請書に 記載した設備等の詳細設計に ついて記載 |
・機器の詳細仕様、根拠 ・系統図、構造図、配置図 ・耐震性に関する説明書※、強度に関する説明書 |
保安規定変更認可申請書 | 運転管理、保全活動を行う体制の 整備について記載 |
・重大事故等対処設備の運転上の制限 ・火災発生時、内部溢水発生時、重大事故等発生時、 大規模損壊発生時における体制の整備 |
※耐震設計の基本方針、耐震計算書からなる。このうち耐震計算書は各種解析等が完了次第申請。
審査状況については、こちらをご覧ください。