eね!サポート 2021年9月版-Vol.137-
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□ 北陸電力メールマガジン「eね!サポート」2021年9月版/Vol.137
~お客さまの省エネをお手伝いします~
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こんにちは!北陸電力 エネルギー営業部です。
いつも北陸電力メールマガジンをご覧いただきありがとうございます。
中秋の名月の夜、やや曇り空でしたが、各所で綺麗な満月が垣間見られたこと
と思います。「中秋の名月」は旧暦の8月15日の月を指しますが、なぜ名月と
言えば秋なのでしょう。真冬の中天にかかる月を遠いと感じたことがあるよう
に、月は冬に高く夏に低くなります。その中間の高さとなる秋は空気が澄み、
気候も良く、まさに月見に適した季節。そのため月を見るなら秋、月見の秋と
されてきたそうですね。
今月号では、パブリックコメントが開始された第6次エネルギー基本計画(案)
と各省庁から発表された2022年度概算要求についてご紹介します。
▼INDEX────────────────────────────┐
▽・エネルギーの話題から … 第6次エネルギー基本計画(案)について
▽・省エネお役立ち情報 … 各省庁の2022年度概算要求について
▽・北陸電力からのお知らせ …首都圏のお客さま向けメニューについて
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※本メールは、配信を希望いただいた方にお送りしております
※新規登録・配信先変更・配信停止のお手続きは、文末をご覧ください
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□■eね!サポート情報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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○●エネルギーの話題から
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~第6次エネルギー基本計画(案)について~
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2021年9月3日より10月4日まで、第6次エネルギー基本計画(案)に対するパブ
リックコメントの集約が始まりました。
□パブリックコメント開始の案内はこちら(経済産業省 資源エネルギー庁)
https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/opinion/public.html
「エネルギー基本計画」とは、
┌─────────────
│エネルギー需給に関する政策について、中長期的な基本方針を示したもの
│です。つまり、日本のエネルギーに関するすべての政策の土台に、この基
│本計画があります。
│
│基本計画は「エネルギー政策基本法」に基づいて、少なくとも3年ごとに
│検討を加え、必要があれば変更し、閣議決定を求めることが定められてい
│ます。前回の第5次エネルギー基本計画が策定されたのは2018年7月3日で
│第6次までには3年以上が経過しています。
│
>2030年におけるエネルギー需給の見通しのポイントについて<
各政策対応に係る現行の数値と目標を示すエネルギー需給の見通しに、2030年
度の新たな削減目標を踏まえ、徹底した省エネルギーや非化石エネルギーの拡
大を進める上での需給両面における様々な課題の克服を野心的に想定した場合
に、どのようなエネルギー需給の見通しとなるかを示す「2030年ミックス(野
心的な見通し)」が追加されています。
2019年 ⇒ 現行目標 ★2030年ミックス
(野心的な見通し)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
省エネ 1,655万kl ⇒ 5,030万kl 6,200万kl
--------------------------------------------------------------------
最終省エネ消費 35,000万kl ⇒ 37,700万kl 35,000万kl
――――――――――――――――――――――――――――――――――
電源構成
再エネ 18% ⇒ 22~24% 36~38%
水素・アンモニア 0% ⇒ 0% 1%
原子力 6% ⇒ 20~22% 20~22%
LNG 37% ⇒ 27% 20%
石炭 32% ⇒ 26% 19%
石油等 7% ⇒ 3% 2%
――――――――――――――――――――――――――――――――――
(+非エネルギー起源ガス・吸収源 上記と同等の引上げ)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
温室効果ガス削減割合 14% ⇒ 26% 46%
更に50%の高みを目指す
・野心的な見通しに向けた施策の実施に当たっては、安定供給に支障が出るこ
とのないよう、施策の強度、実施のタイミングなどは十分考慮する必要があ
るとされています。
(例えば、非化石電源が十分に導入される前の段階で、直ちに化石電源の抑
制策を講じることになれば、電力の安定供給に支障が生じかねない。)
・またエネルギー基本計画(案)の中には2030年に向けた政策対応のポイント
として需要サイドの取組みについても言及しています。
「業務・家庭部門においては、徹底した省エネの更なる追及として、
2030年度以降に新築される住宅・建築物についてZEH・ZEB基準の
水準の省エネ性能の確保を目指す」
言及されたポイントは住宅・建築物についてですが、高い目標のためには、
我々一人ひとりの認識も一層高めていく必要があるのかもしれません。
□エネルギー基本計画(素案)の概要
https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/2021/046/046_004.pdf
◇
×◇ 当社の取り組みのご案内
◇
当社においても、2050年のカーボンニュートラル達成に向けたロードマップを
作成し、具体的な取り組みを進めております。
・カーボンニュートラルの実現に向け、グループでの取組みを強力に推進して
いくことを目指し、2021年7月に社長を議長とする「カーボンニュートラル
チャレンジ推進会議」を設置しました。
・ロードマップでは2030年には非化石電源比率を50%とすることを目標として
おり、(1) 電源の脱炭素化、(2) 送配電網の高度化、(3)お客さま・地域の
脱炭素支援に大分し、カーボンニュートラルに挑戦していきます。
○ロードマップ(抜粋)
(1) 電源の脱炭素化
・再エネ開発目標+20億kWh/年(2013年度比)
・石炭火力におけるバイオマス燃料の混焼拡大+15億kWh/年 など
(2) 送配電網の高度化
・EV同の分散型リソース導入拡大 など
(3) お客さま・地域の脱炭素支援
・空調・給湯・厨房分野および産業分野の生産工程の電化
・ZEH・ZEB化等の各種ソリューションサービスの提供 など
詳しい内容は下記でご覧いただけます。
□2050年 地域とともに、持続可能なスマート社会を目指して
http://www.rikuden.co.jp/hoshin/attach/2050_roadmap.pdf
□長期ビジョン達成に向けた北陸電力グループの取組み(2021年度)
http://www.rikuden.co.jp/hoshin/attach/2021torikumi_shosai.pdf
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○●省エネお役立ち情報
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~各省庁の2022年度概算要求について~
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各省庁の概算要求として、2022年度(令和4年度)の補助事業の事業概要が公
開されています。4月のメルマガでも2021年度の補助事業について紹介してお
りますが、2022年度も同事業等に概算要求が協議されはじめています。
その中でも今回は、注目すべき4つの事業についてご紹介します。
1 先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金(経済産業省)
━━ ─ ───────────────────────────────
工場・事業場において実施されるエネルギー消費効率の高い設備への更新等を
各取り組み(間接補助対象事業)を通じて支援するもの
【概算要求額】
350億円(2021年度予算額 325億円)
【補助率】
1/2、1/3、定額
【間接補助対象事業】
(A) 先進事業
(B) オーダーメイド型事業
(C) 指定設備導入事業
(D) エネマネ事業
2 建築物の脱炭素化・レジリエンス強化促進事業(環境省)
━━ ─ ───────────────────────────────
業務用施設のZEB化・省CO2化に資する高効率設備等の導入を支援するもの
【概算要求額】
100億円(2021年度予算額 60億円)
【補助率】
2/3~1/3
【事業】
(1) 新築建築物のZEB化支援事業
(2) 既存建築物のZEB化支援事業
(3) 既存建築物における省CO2改修支援事業 など
3 工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(環境省)
━━ ─ ───────────────────────────────
工場・事業場の設備更新、電化・燃料転換、運用改善による脱炭素化に向けた
取組を支援するもの
【概算要求額】
40億円(2021年度予算額 40億円)
【補助率】
1/2、1/3
【事業】
(1) 脱炭素化促進計画策定支援
(2) 設備更新補助
(3) 目標遵守状況の把握、事例分析等
4 PPA活用等による地域の再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業(環境省)
━━ ─ ───────────────────────────────
再エネ導入・価格低減促進と調整力確保等により、地域の再エネ主力化とレジ
リエンス強化を図るもの
【概算要求額】
164.5億円(2021年度予算額 50億円)
【補助率】
3/4、2/3、1/2、1/3、定額
【事業】
(1) ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進
事業
(2) 新たな手法による再エネ導入・価格低減促進事業
(3) 再エネ主力化に向けた需要側の運転制御設備等導入促進事業 など
まだ概算要求の段階ではありますが、上記の抜粋した事業においては2021年度
の予算額より増額傾向にあること、また今話題の太陽光第三者所有モデルや、
ZEB関係、省エネの補助事業についての補助が手厚くなっており、先述のカー
ボンニュートラルに向けた推進の色が濃くなっているように感じます。
今後も補助事業について更新情報があった際には本メールマガジン等を通して
みなさまに情報提供してまいりますので、引き続きメルマガをお見逃しなく。
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□■北陸電力からのお知らせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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http://www.rikuden.co.jp/eriagai_kojin/service.html#hokulink
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http://www.rikuden.co.jp/eriagai_houjin/
□首都圏の法人のお客さま向けの「見エールサービス」の詳細はこちら
http://www.rikuden.co.jp/eriagai_houjin/miyell.html
.:編集後記:.
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
近頃はすっかり朝晩涼しくなってきました。虫の鳴き声(多いのは蟋蟀?)も
ちらほらと増えてきて秋めいてきたと感じます。運動の秋、食欲の秋など様々
な秋がありますが、私はおうち時間を活用して、今年こそは読書の秋にしたい
と考えています。省エネのために、月影鮮やかな夜にはその光で読書、なんて
いうのもおつですね。
現在、台風16号が勢力を強めてきていますが、太平洋上で既に非常に強い大型
の台風になっています。10月に台風が多くなる年もあります(2020年10月は台
風の発生数が6と、年度内では8月に次いで2番目の多さでした)。思い起こさ
れるのは令和元年の台風15号で、房総半島で倒木が相次ぎ広範囲に停電、当時
弊社も復旧応援に駆け付けた大規模な自然災害です。今後の予報に注意して、
くれぐれも気を付けてお過ごしください。
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http://www.rikuden.co.jp/cleaneco/
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[email protected]
□北陸電力に関するご意見・各種お問合せ
http://www.rikuden.co.jp/info/inquiry.html
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