「2019年度第2四半期決算」金井社長会見要旨
2019年10月31日
北陸電力株式会社
本日は、
大変お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。
日頃、皆さまには、当社の事業運営に格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
それでは、お手元の資料に基づき、順次ご説明させていただきます。
まず、お手元の資料1「2019年度第2四半期決算について」をご覧いただきたいと思います。なお、本件につきましては、後ほど経理部長から補足の説明をさせていただきます。
はじめに、スライド1の「販売電力量」でありますが、小売電力販売量は、121.9億kWhと、前年同期に比べ6.6億kWhの減少となりました。これは、電灯で、夏季の気温が前年を下回り、冷房需要が減少したことや、電力で契約電力が減少したことなどから、前年同期を下回ったものです。
一方、卸販売電力量は、28.3億kWhと、前年同期に比べ4.6億kWhの増加となりました。これは、卸電力取引所等への販売が増加したことによるものです。
この結果、総販売電力量は、150.2億kWhと、1.9億kWhの減少となりました。
次に、スライド2の「決算概要」をご覧ください。
連結売上高(営業収益)は、3,104億円と、前年同期に比べ32億円の増収となりました。これは、販売電力量は減少しましたが、再エネ特措法交付金や、グループ会社の売上が増加したことなどによるものです。
また、連結経常利益は162億円となり、前年同期に比べ13億円の増益となりました。
これに、法人税等を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は107億円となりました。
なお、中間配当につきましては、これまでの配当予想のとおり、本日開催の取締役会にて配当を行わないことといたしました。
株主の皆さまには、誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
次に、スライド3で前年度からの連結経常利益の変動要因について説明いたします。
まず、減益の要因として、販売電力量の減少、渇水による水力発受電量の減少、石炭火力発電所の稼働減により、それぞれ30億円程度の収支悪化となりました。
一方、増益要因として、減価償却費やグループ会社の利益増等により、100億円程度の収支好転となり、連結経常利益は162億円となりました。
次に、スライド4に記載の「2019年度業績予想および期末配当予想」についてであります。
まず、業績予想でありますが、総販売電力量305億kWh、連結売上高6,200億円、連結経常利益200億円、親会社株主に帰属する当期純利益120億円と、いずれも前回予想値から変更ございません。
利益予想を据え置きました要因としては、敦賀火力発電所2号機の計画外停止による悪化原因があるものの、七尾大田火力発電所2号機の復旧時期前倒しや収支改善の取組み等による好転が見込まれることによるものです。
なお、具体的な変動影響額については、スライド5に記載の通りであります。
減益要因として、敦賀2号の計画外停止でマイナス40億円程度、一方、増益要因として、七尾2号の復旧前倒しや、LNGの追加配船等の収支改善の取組みでプラス20億円程度と見込み、連結経常利益は200億円と前回予想並みを想定しております。
最後に期末配当予想としております。
期末配当予想については、今ほど申し上げた利益見通しの達成状況等を確認しつつ判断したいと考えており、現時点では、引き続き「未定」としております。
しかしながら、当社は、安定配当の継続を利益配分の基本方針としていることを踏まえ、今後も収支改善に取り組み、利益見通しの確保とともに、3年連続無配の回避に向け、全力で取り組んでまいりたいと考えております。
次に、資料3「志賀原子力発電所 安全性向上施策の工事計画変更について」をご説明いたします。
当社は、志賀原子力発電所2号機の安全性向上施策の工事について、これまでも先行他社の審査状況を踏まえ、得られた知見・評価を反映しながら進めてきておりますが、今般、工事全体の工程を改めて評価した結果、工事完了時期の変更が必要と判断いたしました。
これにより、工事完了時期をこれまでの2019年度内から2年延長し、2021年度内に変更することとしました。
当社としては、今後も引き続き、安全性向上工事を着実に実施し、より一層の安全確保に万全を期していく所存です。
次に、お手元の資料4をご覧ください。
2020年4月の会社分割に合わせて、当社の一般送配電事業を承継する北陸電力送配電株式会社の作業服およびマスコットキャラクターを決定いたしましたので、お知らせいたします。
作業服につきましては、当社のコーポレートカラーの「青」を基調としたデザインとし、伸縮性や耐久性に優れた生地を採用すること等で機能性を確保しております。
続いて、北陸電力送配電株式会社のマスコットキャラクターですが、お手元の資料に記載の「そうた」となります。
2020年4月より、北陸電力送配電株式会社の企業キャラクターとして皆さまに愛されるように、様々な場面に登場してまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。
私からの説明は以上です。