「2019年度第３四半期決算」金井社長会見要旨

2020年１月31日
北陸電力株式会社

　本日は、大変お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。日頃、皆さまには、当社の事業運営に格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。
　それでは、お手元の資料に基づき、順次ご説明させていただきます。

　まず、お手元の資料１「2019年度第３四半期決算について」をご覧いただきたいと思います。なお、本件につきましては、後ほど経理部長から補足の説明をさせていただきます。

　はじめに、スライド１の「販売電力量」でありますが、小売販売電力量は、181.7億kWhと、前年同期に比べ7.7億kWhの減少となりました。これは、電灯はほぼ前年並みとなりましたが、電力で景気の影響や契約電力が減少したことなどから、前年同期を下回ったものです。
　一方、卸販売電力量は、43.9億kWhと、前年同期に比べ10.2億kWhの増加となりました。これは、卸電力取引所等への販売が増加したことによるものです。
　この結果、総販売電力量は、225.5億kWhと2.5億kWhの増加となりました。

　次に、スライド２の「決算概要」をご覧ください。
　連結売上高（営業収益）は、4,582億円と、前年同期に比べ54億円の増収となりました。これは、主に、グループ会社の売上が増加したことによるものです。
　また、連結経常利益は223億円となり、前年同期に比べ175億円の増益となりました。
　これに、法人税等を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は145億円となりました。

　次に、スライド３で前年度からの連結経常利益の変動要因についてご説明いたします。
　まず、減益要因として、渇水による水力発受電量の減少で15億円がありますが、一方、増益要因として、石炭火力およびＬＮＧ火力の稼働増により65億円、減価償却費の減少などにより110億円に加え、グループ会社の利益増により15億円、それぞれ収支好転となり、連結経常利益は223億円となりました。

　次に、スライド４に記載の「2019年度業績予想および期末配当予想」をご覧ください。
　まず、業績予想については、総販売電力量305億kWh、連結売上高6,200億円、連結経常利益200億円、親会社株主に帰属する当期純利益120億円と、いずれも前回予想値から変更ございません。
　最後に、期末配当予想についてでありますが、これまで「未定」としておりましたが、今ほど申し上げた利益見通しのとおり、１株につき「10円」に変更しております。
　今後も、株主の皆さまのご期待に応えられるよう、努力してまいります。

　次に、北陸電力送配電株式会社の役員人事についてご説明いたします。お手元の資料３をご覧ください。

　本日開催の取締役会において、北陸電力送配電株式会社の役員人事について次のとおり内定しましたのでお知らせいたします。３月下旬に開催予定の同社の臨時株主総会および４月１日開催予定の同社の取締役会を経て、正式に決定される予定です。

　次に、「北陸電力送配電株式会社の組織および拠点体制について」をご説明いたします。資料４ならびに参考資料をご覧ください。
　当社は、2020年４月１日に一般送配電事業について分社し、送配電部門の中立性を確保し、公平な業務を遂行していきます。業務の運営にｔっては、資料に記載の組織および拠点体制といたしますが、現在の事業所所在地および連絡先に変更はありません。
　なお、参考資料に記載のとおり、分社に伴うご契約の変更手続きも一切必要なく、また、非常災害時には、北陸電力送配電と北陸電力が一体となって、これまでと同様に迅速・確実な復旧対応を行ってまいります。

　私からの説明は以上です。