「2020年度第2四半期決算」金井社長会見要旨
2020年10月29日
北陸電力株式会社
本日は、大変お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。日頃、皆さまには、当社の事業運営に格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。
それでは、お手元の資料に基づき順次説明させていただきます。
まず、お手元の資料1「2020年度第2四半期決算について」をご覧いただきたいと思います。
はじめにスライド1の「販売電力量」でありますが、
小売販売電力量は、121.2億kWhと、前年同期に比べ0.7億kWhの減少となりました。これは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、電灯は外出自粛などにより増加したものの、電力は工場の操業が減少したことなどから、前年同期を下回ったものです。
一方、卸販売電力量は、34.7億kWhと、前年同期に比べ10.4億kWhの増加となりました。これは、卸電力取引所等への販売が増加したことによるものです。
この結果、総販売電力量は、155.9億kWhと9.7億kWhの増加となりました。
次に、スライド2の「決算概要」をご覧ください。
連結売上高(営業収益)は、3,074億円と、前年同期に比べ30億円の減収となりました。これは、総販売電力量の増加はあったものの、燃料費調整額が減少したことなどによるものです。
また、連結経常利益は251億円と、前年同期に比べ88億円の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は172億円と、64億円の増益となりました。
なお、中間配当につきましては、第2四半期決算として、一定程度の利益を確保することができたことなどを踏まえ、これまでの配当予想のとおり、1株につき5円の配当といたします。
続いて、スライド3で、前年度からの連結経常利益の増益要因について説明いたします。
まず、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などによる小売販売電力量の減少で30億円程度の悪化となりました。
一方、
取引所販売などにより卸販売電力量が増加し、30億円程度、水力発受電量の増加により、15億円程度
、燃料価格低下により、40億円程度、火力修繕費の減少などにより、30億円程度
それぞれ収支好転となり、連結経常利益が251億円となったものです。
次に、スライド4の「業績予想および期末配当予想」について説明いたします。
「業績予想」につきましては、新型コロナウイルス感染症の収束見通しが不透明であり、販売電力量等への影響が見通せないことから、引き続き未定としております。
また、「期末配当予想」につきましても変更はなく、1株につき5円としております。
私からの説明は以上です。