原子力発電の安全性
原子力発電所の運転管理
運転・監視
原子力発電所の中央制御室では、運転員が24時間体制(交替勤務)で、発電所全体の運転状況を集中的に監視・コントロールしています。
運転訓練・保守訓練
■原子炉の起動や停止などを繰り返し訓練
■発電所構内に原子力技術研修センターを設置
発電所の運転員は、計画的に当社運転訓練シミュレータで訓練を実施するほか、(株)BWR運転訓練センター(BTC)のシミュレータを使い、原子炉の起動や停止などの手順をはじめ、故障や異常が発生したときに適切な対応ができるよう繰り返し訓練を行っています。
また、設備の保守・点検や各種工事における安全確保・品質管理の徹底を図ることを目的に、発電所構内に原子力技術研修センターを設置しています。ここでは、実機と同じものを使用し、保守・点検訓練を行い、保修員等の技能・技術レベル向上を図っています。
定期検査
■約1年に1回、原子炉を止めて、検査を実施
原子力発電所では、安全上特に重要な設備や発電所の総合的な性能については、法令にもとづき約1年に1回原子炉を止め、設備や機器について、それぞれに適した点検・検査を行って、国が定めた安全上の技術基準を満たしていることを確認しています。
国などによるチェック制度
国の原子力検査官が原子力発電所に常駐し、発電所の保安規定の遵守状況をはじめ、運転や保守状況などを含む事業者の活動全般について常に監督をしています。このほかにも県・町による安全協定にもとづく立入調査なども行われています。