関連情報
専門機関の説明
国際的な専門機関
世界保健機関
(WHO:World Health Organization)
国際連合の中の専門機関の一つで1948年に設立。世界各国の保健衛生に関する事項全般を活動内容としている。具体的には、伝染病対策、薬剤管理、医学研究の促進、公害問題などがある。
国際非電離放射線防護委員会
(ICNIRP:International Commission on Non-ionizing Radiation Protection)
ICNIRPは、1992年にIRPA(国際放射線防護学会)から独立した専門組織。電磁波などの影響を調査し、国際指針の作成や防護についての活動をしています。
全米科学アカデミー
(NAS:The National Academy of Sciences)
科学および工学の発展と健全利用を目的に、研究に携わる優れた学者で構成される独立した民間の非営利学術団体であり、科学技術の福祉利用の促進に貢献しています。
同アカデミーは、1863年に米国連邦議会で承認された設立許可に基づき、科学技術に関し連邦政府に助言を行う義務を有しています。
米国国立環境健康科学研究所
(NIEHS:National Institute of Environmental Health Sciences)
米国厚生省(DHHS)を構成する機関の一つである米国健康研究所(NIH)の下部機関であり、環境が原因となる健康問題について、多くの分野にわたる生物医学的研究や広報活動などを行う研究機関です。
英国放射線防護局
(NRPB:The National Radiological Protection Board)
2005年4月1日HPA(Health Protection Agency)に併合1970年放射線防護法により創設された、放射線ハザード※からの人体防護に関する知識獲得を進めることと、英国において放射線防護に関する情報と助言を行う公的機関です。
※放射線ハザードとは、放射性物質およびその他の発生源からの電離放射線、ならびに非電離の電磁波の危険を意味する。
国際がん研究機関
(IARC:The International Agency for Research on Cancer)
WHOの付属機関で、がんの原因究明や発がんメカニズムに関する研究を調整し、がんの抑制に対する科学的手法を開発しています。また、世界各国のがんの疫学や実験室研究に関する情報を出版物、会議等を通じて広めています。
なお、IARCではモノグラフシリーズとして様々な因子に対する人への発がん性評価を報告しています。
日本の専門機関
電磁界情報センター
(JEIC:Japan EMF Information Center)
電磁界ばく露による健康影響に関する正確な知識が国民に正しく伝わっていないことから生じる問題の解消に資するため、リスクコミュニケーションの増進を目的とした中立的な常設機関です。
財団法人電気安全環境研究所(JET)内において、2008年11月から正式に業務開始しました。