志賀原子力発電所2号機の定期検査
第3回 定期検査
第3回定期検査について
志賀原子力発電所2号機は、平成23年3月11日から第3回定期検査を開始しました。
定期検査の概要
1.定期検査の期間
平成23年3月11日から(終了時期は未定) 。
・定期検査開始 | 平成23年3月11日 |
・発電開始 | 未定 |
・総合負荷性能検査 | 未定 |
2.定期検査および定期事業者検査等を実施する主な設備
(1) 原子炉本体 | 原子炉圧力容器、炉内構造物、燃料の点検 |
(2) 原子炉冷却系統設備 | 主蒸気系、給水系等の配管類、熱交換器、ポンプ、弁類の点検 |
(3) 計測制御系統設備 | 原子炉冷却材圧力、流量計測装置等の計測制御系統設備の点検、校正 |
(4) 燃料設備 | 燃料取扱装置の点検 |
(5) 放射線管理設備 | モニタリング設備等の放射線管理計測装置の点検、校正 |
(6) 廃棄設備 | 廃棄物処理設備の点検 |
(7) 原子炉格納施設 | 原子炉建屋、原子炉格納容器の点検 |
(8) 非常用予備発電装置 | 非常用ディ-ゼル発電設備等の点検 |
(9) 蒸気タ-ビン | タ-ビン本体の開放点検(低圧タービンロータ取替を含む)、主要弁類の分解点検、補機類の点検 |
(10) 電気設備 | 発電機、変圧器等の点検 |
3.燃料取替
原子炉内の全燃料(872体)のうち263体を取り替える予定。
4.定期検査中に実施する主な工事等
(1) 低圧タービンロータ 取替工事 | 平成18年7月に、低圧タービンロータの第12段動翼の一部に根元取付け部の損傷を確認したため、短期的な対策として、第12段の動翼および静翼を取り外し代わりに整流板を設置し、運転を継続していた。 今回、恒久的な対策として、低圧タービンロータのうち、第12段の動翼を振動応力の低減対策を施した新翼に、それ以外の部分を従来設計により新たに製作したものに取り替える。また、第12段の静翼を新翼に合わせた形状のものに取り替える。 |
(2) ハフニウムフラット チューブ型制御棒点検 | 経済産業省原子力安全・保安院指示文書「制御棒のひびに関する対応について(指示)」に基づき、現在使用しているハフニウムフラットチューブ型制御棒全25本について、ひびの有無を確認する。 |
過去の定期検査の実績
実績
回 | 実施期間 | 併入日までの 所要日数 | 放射線業務 従事者数 | 総線量 | 平均 線量 | |
自 | 至 | |||||
1回 | 平成19年2月1日 | 平成20年6月11日 | 471日 | 3,487人 | 0.05人・Sv | 0.01mSv |
2回 | 平成21年7月10日 | 平成22年2月18日 | 108日 | 2,474人 | 0.19人・Sv | 0.08mSV |