志賀原子力発電所敷地内シームに関する追加調査の中間報告について
当社は、これまで得られた調査結果に基づき中間報告を取りまとめ、平成24年12月7日、原子力規制委員会に報告いたしました。
引き続き、志賀原子力発電所の安全性についてご理解いただくため、徹底した調査を実施してまいります。
中間報告の概要
①S-1の詳細位置調査(南東部のボーリング調査、トレンチ調査、表土はぎ調査)
- S-1は地下深部まで延長していないことを確認。
- S-1の水平方向の連続性は、駐車場南側法面までは連続していることを確認。
②S-1の活動性調査(南東部の表土はぎ調査)
- S-1を含む岩盤の上面およびその上の高位段丘相当の堆積物に変位・変形は認められないこと(少なくとも12~13万年前以降の活動は認められないこと)を確認。
③海岸部における地形調査
- 海岸部において、敷地内シームと走向等が類似する線状地形を確認。
- 段差には、断層変位地形特有の系統的な隆起は見られない。
④発電所建設以前の地形に関する調査
- 敷地付近には、中位段丘面および高位段丘面が分布。
- シーム沿いを含め敷地付近には、変動地形は認められない。